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1 2 3 4 5 中島みゆき検定 -3- + 中島みゆき_BEST_SELECTION_II検定 中島みゆき_BEST_SELECTION_II検定 powered by け んてーごっこ + 中島みゆき_PRESENTS_BEST_SELECTION_16検定 中島みゆき_PRESENTS_BEST_SELECTION_16検定 powered by け んてーごっこ + 中島みゆき_お時間拝借検定 中島みゆき_お時間拝借検定 powered by け んてーごっこ + Singles_(中島みゆきのアルバム)検定 Singles_(中島みゆきのアルバム)検定 powered by け んてーごっこ + 中島みゆきマニア検定(夜会編) 中島みゆきマニア検 定(夜会編) powered by けんてーごっこ ※だれでも問題をつくれます! こちらのサイト(けんてーごっこ)
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キョン(ん?あの人は・・・たしかこなた達と一緒にいるみゆきさんじゃないか 歯医者の前をうろうろして何やってんだ?) キョン「みゆきさーん」 みゆき「え?あ・・・キョ、キョンさん、こんにちは」 キョン「こんにちは。みゆきさん、どうしたんですか?」 みゆき「あの・・・実は、私歯医者に通院しておりまして、今日も歯の治療に来たのですが なかなか入る勇気が無くて・・・」 キョン「みゆきさんが歯医者苦手なんて意外ですね」 みゆき「お恥ずかしながら」 キョン「じゃ俺もついていきますから、一緒に入りましょう」 みゆき「え?いえキョンさんもお忙しい身でしょうし、私のことはお気になさらず・・・」 キョン「でも一人じゃ不安でしょ?俺の用事はもう済みましたから」 みゆき「で・・・でも」 キョン「いいからいいから。ほら行きますよ」 みゆき「あっ・・・」 みゆき「今日は本当に有り難うございました。」 キョン「えらく緊張したみたいですね、顔が火照ってますよ」 みゆき「は・・・はい(この身体の火照りは、歯医者の緊張だけじゃないみたい・・・)」 キョン「じゃ俺はそろそろ」 みゆき「あっ・・・あの!!」 キョン「はい?」 みゆき「もし・・・その・・・キョンさんがご迷惑でなければ、また・・・着いてきてもらえますか・・・?」 キョン「みゆきさん・・・」 みゆき「あっ・・・そうですよね、迷惑ですよね」 キョン「いえいえ俺なんかでよければいつでも言ってください。すぐ飛んでいきますから」 みゆき「は・・・はい!!有り難うございます!!!」 キョン(あんな涙目で上目使いなんてされちゃ、誰だって断れないぜ) 私、歯医者さんが怖いんです。お恥ずかしながら でも歯医者さんに行くのがとっても楽しみなんです おかしいですよね、怖いのに楽しみだなんて・・・ 何故私が歯医者さんに行くのが楽しみなのかといいますと、 あの人に、会えるからなんです やっぱり俺は誰と待ち合わせをしても、 必ずその人より後に来るんだな これはもはや俺の才能だ 長門が対有機生命体コンタクト用なんたらかんたらなように 朝比奈さんが時を駆ける少女であるように 古泉が超能力者であるように 俺はそういう能力を持っている人なんだよ 今日待ち合わせをしている相手は、 歩く百科事典、みwikiさんこと高良みゆきさんだ そして何故俺がみゆきさんと待ち合わせをしているかというと 残念ながら、デートではない キョン「すいません、待ちました?」 みゆき「いえ、私もちょうど来たところでしたので」 キョン「そうですか」 みゆき「今日は無理をきいていただいて、ありがとうございます」 キョン「いえいえ気にしなくていいですよ、それにこの前約束したでしょ?」 みゆき「はい、ありがとうございます」 キョン「なんだか面と向かって言われると、照れますね」 みゆき「うふふ、キョンさん顔が赤いですよ?なんだか女の子みたい」 キョン「////そ、それで、診察時間は何時からなんです?」 みゆき「今回は早い時間に予約が取れたので、ちょうど今からです」 キョン「それじゃ、行きましょう」 というわけで、歯医者さんへ向かったのだが さっきまで2人楽しく話していたというのに みゆきさんはここに近づくにつれ段々と口数が減り、 到着する頃にはしゃべる事を忘れたかのように ただひたすら口を噤んでいた キョン「みゆきさん、大丈夫ですか?」 みゆき「やはり・・・ここに来てしまうと、緊張します」 キョン(本当に、歯医者が嫌いなんだな) みゆき「はぁ~」 そんなみゆきさんの姿を見て、俺は無意識のうちに行動を起こしていた ぎゅっ みゆき「へ?あ、あの・・・」 キョン「こうやって手をつなぐと、少しは落ち着くでしょ」 みゆき「はい!!あ、ありがとうございます・・・////」 まだ早い時間という事で、他に診察に来た人はいないようだ みゆきさんが受付を済ましている間に、俺は椅子に腰掛けた 歯医者なんて何年ぶりだろう・・・ 自慢じゃないが、俺は歯医者さんにお世話になった事はあまり無い あれはいつのことだったろう、まだかなり小さかったはずだ 一度歯を悪くして、嫌々ながらあの診察台へ座った あん時はドリルの音が怖くて怖くて、 もう二度とこんなところには行きたくないと思ったね 受付を終えたみゆきさんは、他に人がいないのでそのまま治療をおこなうそうだ みゆき「あの、これ・・・預かっててください」 キョン「あ、はい」 そういって俺にカバンを預けに来たのだが みゆきさんはとても緊張しているようで、少し顔色も悪い まるでこれから処刑台へと向かう罪人のような・・・ キョン「みゆきさん」 みゆき「は、はい」 俺は立ち上がり、みゆきさんを抱きしめ背中を軽くポンポンっと叩いてあげた みゆき「え?キ、キョンさん?」 キョン「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」 みゆき「キョンさん・・・」 みゆき「・・・ふぅ」 キョン「落ち着きました?」 みゆき「はい・・・行って来ます」 ちょうど受付から見えない位置にいたので誰にも見られていないようだ まぁ誰かに見られていたとしても関係ない 俺はみゆきさんを安心させたくてやったんだからな キュィィィィィィィィン!!! 中からあの忌々しい、だが俺にとっては懐かしいドリルの音が聞こえる 「ドリルは男のロマンだよっ!!」こなたはそう言っていたが みゆきさんにとっては脅威以外の何者でもない 今頃みゆきさんはその恐怖と必死に戦っているのだろう 俺はもう小さい頃のように怖くは無いが・・・ みゆきさん・・・大丈夫なのか? 中
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中島みゆきさんの各アルバムごとのランキングです。 あなたのお気に入りの一曲を投票してください。あわせてコメントもどうぞ。 中島みゆき - 荒野より
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ガチャ・・・ 診察室から出てきたみゆきさんの顔は、 終わった事による安心感からだろう いつもの、あのほんわかとした顔に戻っていた キョン「おかえりなさい」 みゆき「はい」 キョン「大丈夫でした?」 みゆき「やはり怖かったのですが、キョンさんのおかげで我慢できました」 キョン「それはよかった」 みゆき「でも私、別の意味でも緊張してしまって」 キョン「え?」 みゆき「さっきキョンさんが・・・」 「高良さーん、高良みゆきさーん」 みゆき「あ、はい!」 みゆきさんの言葉は受付の女性の声に消されてしまった みゆきさんは、何を言おうとしていたのだろう キョン「さて、今からどうします?」 みゆき「えっと・・・」 キョン「どこか行きたい所とか、無いですか?」 みゆき「それでは・・・あの、もしよければ・・・その」 キョン「?」 みゆき「私の家に、行きませんか?」 みゆきさんの家は彼女の性格を表しているかのように とても高級そうで上品な感じの、すてきな家だった こんなところに俺みたいな生活感丸出しの、 なんの変哲も無いただの凡人が入ってもいいのだろうか・・・ そんな後ろめたさを感じる俺なのである みゆき「さ、どうぞ上がってください」 キョン「おじゃましまーす」 これまた上品な玄関で靴を脱いでいると、 奥からとても綺麗な女性が出てきた みゆきさんのお母さんだろう ゆかり「みゆき、おかえりなさい・・・あら?」 キョン「こ、こんにちは」 ゆかり「はい、こんにちは みゆきが男の子を家に呼ぶなんて初めてだわぁ ゆっくりしてらしてね」 綺麗な人だな、まぁみゆきさんのお母さんだから綺麗で当たり前か・・・ みゆきさんの部屋はとても片付いているが、質素という感じは無く なんだか良い匂いが漂っている、いったいどっから出てるんだ?この香りは みゆき「今飲み物をお持ちしますので、しばらくお待ちください」 といってみゆきさんは出ていった 女の子の部屋に1人きりというのはあまり経験した事はないんだが、緊張するな なんだかキョロキョロと視線が落ち着かない・・・ 多分俺は今、診察を前にしたみゆきさんより緊張しているはずだ そして俺の心を惑わすこの香り・・・ なにか媚薬みたいなものでも振り撒いているんじゃないのか? もう、だめだ 早くみゆきさんが来てくれないと・・・俺の理性が・・・ ガチャ みゆき「お待たせして申し訳ありません」 よかった・・・あと少しで俺、もてあましてましたよ みゆき「キョンさん、紅茶はお飲みになられますか?」 キョン「えぇ」 みゆき「よかったー 人によっては苦手な方もいるので、心配していたんです」 みゆきさん、あなたの淹れてくれたものなら それがたとえ毒入り紅茶であったとしても喜んで口に入れる事でしょう いっただっきま~す・・・ゴクッ・・・・・・!! キョン「・・・・・・うっ!!」 え?・・・こ、これは・・・!? キョン「う、うぅ・・・・・・うまい!!」テーレッテレッ♪ 一瞬魔女の格好をしたババァが見えた気がした・・・ キョン「いやーこんなにおいしい紅茶は生まれて初めて飲みましたよー」 みゆき「キョンさん、褒め上手ですね。お世辞でもうれしいです」 キョン「いえいえこれは俺の心からの言葉ですよ。ほんと、おいしいです」 みゆき「お口に合うようで、安心しました」 朝比奈さんの淹れてくれたお茶もおいしいが、 みゆきさんの淹れてくれたこの紅茶だって それに負けないくらいにおいしい ちょっとドジで巨乳な人は、きっとこういうのが得意なんだろう それから俺達は学校の事、SOS団団員の事、こなたや柊姉妹の事 そして、普段話さないようないろんなことを 時間も忘れて・・・語り合っていた 下
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みゆき「今日は本当にありがとうございました」 ゆかり「ごめんなさいね、キョン君 みゆきのワガママに付き合っていただいて」 キョン「俺なんかでお役に立てるのなら、光栄です」 みゆき「あの、もしよければ・・・また」 キョン「えぇ、次の診察の時には、また付き添いますよ」 みゆき「いえ・・・それもなんですが、その・・・」 キョン「??」 みゆき「また、私の部屋でいろいろなお話を・・・」 キョン「そうですね、是非」 ゆかり「あらあら・・・なんだかお2人とも初々しいわね」 みゆき「////」 キョン「////」 ゆかり「でも、私もキョン君のこと、気になるなぁ」 キョン「え?」 ゆかり「今度家にいらしたときは、私ともお話ししてくださる?」 キョン「え?えぇ、是非」 みゆき「・・・」 ゆかり「よかったぁ」 キョン「そ、それじゃー今日はこれで・・・お邪魔しました」 ゆかり「なんだかキョン君って、すてきねぇ~」 みゆき「も、もうお母さん!」 ゆかり「あら?みゆき、妬いてるのね」 みゆき「ち、ちがっ・・・」 ゆかり「あらあら、わかりやすい子」 みゆき「もう・・・」 いかん・・・いかんいかん これはマズイ、実にマズイ・・・マズイマズイマズイ(紅茶じゃないぞ!!) ゆかりさんが頭から離れなくなっちゃったぞ!! おら、ムラムラしてきたぞ!! これは一時の気の迷いだ、そうだそうに違いない よくあるだろ?学校の先生に恋しそうになったり、 それこそ友達のお母さんに憧れちゃったり、 年頃のウブな少年にそんな気の迷いの1つや2つや3つや4つ、 あってもおかしくないよな? そうだよな、な? それに、俺にだってやって良い事と悪い事の区別ぐらいはできる …だが、人妻ゆかりさんもいいかなぁと、 一瞬血迷った俺を誰が責められよう・・・ って、そんなことはどうでもいい・・・ 俺は必死で邪念を振り払う なんとか俺の中のゆかりさんも諦めてくれたようだ よかったよかった、ゆかりさんにまで手を出したとなっちゃ 俺はきっとこれを見てるみんなに、かの音痴なガキ大将よろしく メッタメタのギッタギタにさせられるだろうな 外はもう薄暗いし、古泉の餌にするなんて末恐ろしいことを言われた気がするが・・・ 俺の心はなんだかとてもハレ晴レしていた 今日みゆきさんと話したいろいろな話 そのどれもが楽しく、また為になるものだった みゆきさんはいろんなことを知っているからな 今までみゆきさんとはあまり話をしたことが無かったが こんなことなら、もっと早くからいろんな話をしておけばよかった でもまぁこれからその分、たくさん話をすればいいさ そう思いながら俺は、この緩やかな坂道をとぼとぼと歩いていく・・・ 私、歯医者さんが怖いんです。お恥ずかしながら。 でも歯医者さんに行くのがとっても楽しみなんです おかしいですよね、怖いのに楽しみだなんて 何故私が歯医者さんに行くのが楽しみなのかといいますと、 あの人に、キョンさんに会えるからなんです・・・ キョンさんが、なかなか入り口のドアを開ける勇気が出ない私の、 不安で仕方がない私の手を取ってくれるからなんです そして診察前の緊張を、そのあたたかな、そしてたくましい胸で やさしく包んで・・・ほぐしてくれるからなんです そして診察が終わったら、私の部屋で紅茶を飲みながら キョンさんとたくさんのお話ができるからなんです 歯医者さんに行くのは嫌なのですが・・・ なんだか私は虫歯が治る方がもっと嫌な気がします この虫歯の治療が終わる前に・・・ 診察の付き添いという理由は抜きで、キョンさんとお出かけできるように・・・ そのついでにという理由は抜きで、キョンさんを私の家へ招待できるように・・・ そのような関係に、なれるといいですね
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最後の診察の日 流石に最後の最後まで遅刻するわけに行かず 俺はなんと待ち合わせ時刻の20分も前に到着した みゆきさんは・・・まだ来ていない よしっ!! 今日、キョンさんに私の気持ちを伝えなければ 今のこの関係が終わってしまうかもしれない 私は一大決心をして、待ち合わせ場所に向かっています もう診察の緊張なんて私の中にはありません それよりも、もっと緊張することを 診察が終わって、私の部屋で実行しなければならないんですから みゆき「キョンさん、すみません今度は私が遅れてしまいました」 キョン「いえいえ、そんなに待ってないですし、 いつも待たせてばかりでしたから最後の最後で先にこれてよかったです」 みゆき「最後か・・・最後なんですね」 キョン「そうですよ、やっとイヤな歯医者からも解放されますね」 みゆき「でも、イヤじゃないことからも、解放されちゃうんですよね」 キョン「え?」 みゆき「なんでもありません」 流石にもう慣れたんだろう、歯科医院へ向かう道では もう最初の頃のように、口数が減るという事にはならなかった でも、会話をしていても、どこか 心ここにあらず・・・な感じがしないでもない 最後の診察を終え、俺達はみゆきさんの家へと向かう それなのに、あの時のように口数が減るというのはどーいうことだ? 何に緊張する必要があるんだ? キョン「おじゃましまーっす」 ゆかり「キョンキョーン、いらっしゃ~い」 キョン「こんにちは、ゆかりさん」 ゆかり「あら?初めて名前で呼んでくださったわね☆」 キョン「え?そうでしたっけ?」 ゆかり「そうよ、うれしいわぁ☆ゆっくりしてらしてね」 初めて名前で呼んだのか・・・考えた事も無かった、が ゆかりさんはいつから俺のことをキョン君からキョンキョンと 呼ぶようになったんだ?・・・まぁいっか みゆき「どうぞ、紅茶です」 キョン「あ、どうも」 ズズズー キョン「やっぱりみゆきさんの入れてくれた紅茶はおいしいですね」 みゆき「ありがとう」 キョン「でも、もう飲めなくなるのか・・・」 みゆき「え?」 キョン「だって、治療終わっちゃったし」 みゆき「・・・どうして?」 キョン「??」 みゆき「どうして、そんなこと言うんですか?」 キョン「え・・・い、いや」 みゆき「キョンさんは、歯医者さんがあるから、私とこうして紅茶を飲んでいたんですか? 歯医者さんが無かったら、私となんか居たくないんですか?」 キョン「そういうわけじゃ・・・」 みゆき「私といるのはイヤなんですか?」 キョン「誤解されるようなこと言ってすいません そういう意味で言ったんじゃないんです・・・」 私、つい興奮しちゃってあんなこと言っちゃったんです きちんと気持ちを伝えないといけないのに・・・ 上手くいえないかもしれないけど、 口で伝わらなくても、心が通じれば、わかってもらえるはずですよね すぅー、はー すぅー・・・ 大きく深呼吸をし、 みゆきさんはゆっくりとした口調で話し始めた みゆき「キョンさん」 キョン「・・・はい」 私ホントに歯医者さんへ行くのが嫌いでした 最初、キョンさんが付き添ってくれた日 あの日、本当はもう帰っちゃおうかと思ったんです でも、キョンさんのおかげで安心していけるようになった もちろん診察はイヤだったのですが、その後私の部屋に行って キョンさんといろんな話をするのがとても楽しかったんです でも、それは・・・歯医者さんに付き添ってくれたついで・・・ だから私はそんな理由は抜きでキョンさんを私の部屋へ招待できるようになりたい 診察前の緊張をほぐす為じゃなく、キョンさんに抱きしめてもらいたいんです キョンさん、私、診察を終えたときの身体の火照りは 診察時の緊張のせいだと思っていました でも、違うんです・・・あれはキョンさんのせいなんです キョンさんのせいで、私の心はあんなに熱くなっていたんです だって・・・私は・・・ キョンさんのことが、好きだから・・・ キョン「・・・みゆきさん」 みゆき「は、はい・・・」 キョン「貴方の言ったとおり、俺はとんだ鈍感さんですね」 みゆき「・・・」 キョン「みゆきさんの気持ちに、今までまったく気が付かなかった」 みゆき「でも、もうわかって頂けましたよね?」 キョン「えぇ、よーくわかりました」 みゆき「それでは、キョンさんの気持ちを・・教えてくださいますか?」 キョン「すいません!待ちました?」 みゆき「いえ、ちょうど今来たところです」 キョン「よかった・・・それじゃ行きますか」 みゆき「はい」 キョン「どこに、行きたいですか」 みゆき「どこでも構いませんよ、歯医者さん以外なら」 っというよりも・・・ どこでも構いません キョンさんと一緒なら 俺達の手は、しっかりと握られている・・・ みゆきさんが望むなら、いつでも抱きしめてあげられる・・・ いつでもみゆきさんと、彼女の部屋に行き 彼女の淹れてくれた紅茶を飲みながら 二人、いろいろな話をすることが出来る・・・ もう診察なんて・・・行かないのに
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キョンさんが付き添ってくれるおかげで、歯医者さんにもいけるようになりました 治療の方も進んでおりまして、あと数回で終わるそうです でもそうなると、キョンさんとお話できるのも あと数回で・・・ キョン「すいません!待ちました?」 みゆき「いえ、お気になさらず」 キョン「今日も、今からすぐ診察ですか?」 みゆき「ええ」 キョン「でも、あと少しで完治するんでしょ?」 みゆき「はい・・・」 キョン「それじゃあと少しの辛抱ですよ、よかったですね」 みゆき「・・・」 それが・・・よくないんですよ、キョンさん・・・ 今日も俺は遅刻して、いつもの待ち合わせ場所へとやってきた それにしても、みゆきさん・・・なんだか元気が無いな・・・ せっかくあと少しで歯医者さんから開放されるというのに なにか歯医者よりもイヤな事でもあったのだろうか? いつものように早い時間に来たので、他に診察をする人はいない またみゆきさんは受付を終えてすぐ診察に向かうそうだ みゆき「カバン、預かっててくれますか?」 キョン「はい」 みゆき「・・・・・・あの」 キョン「??・・・あ!そうでしたね」 ギュッ あの時以来みゆきさんが診察に行く前には必ず みゆきさんの緊張をほぐすために そっと抱きしめて背中を軽く叩いてあげている これがあると落ち着くそうだ・・・ 俺はこうやってみゆきさんを安心させるために みゆきさんに付き添っているわけである ガチャ 診察を終えたみゆきさんの顔は、いつもは安心感から あのほんわかとした顔になっている・・・はずなんだが 今日はなんだか視線がずっと下の方を向いていて とても暗ーい顔をしている 一体歯医者以外に何が彼女をあんなに暗くしているんだ? みゆきさん、貴方を悲しませる奴なんて この俺が叩っ斬ってやりますよ!! 診察は無事終わり、今日もみゆきさんの家へやってきた キョン「おじゃましまーっす」 ゆかり「あら、いらっしゃ~いキョン君」 キョン「こんにちは」 ゆかり「会いたかったわぁ☆」 キョン「////」 ゆかり「うふふ、可愛い」 みゆき「もうっ!!」 どーもこの人は俺をタジタジにするのが趣味であり、また得意なようだ 勘弁してくれ・・・そりゃこんな綺麗な人に 「会いたかったわぁ」なんて☆付きで言われて嬉しくないわけが無い ただ、これを見てる人の怒りに触れて、奴らに古泉の餌にされるのはごめんだ そんな恐ろしいことはひとまず忘れて、 もはや自分の部屋へ向かうように、魅惑のみゆきROOMへと向かう さぁ、またみゆきさんと彼女の淹れてくれた世界一おいしい紅茶を飲みながら みゆきさんとの、まったりとした会話を楽しむとしよう みゆき「どうぞ、紅茶です」 キョン「まってました」 ズズズー・・・ キョン「ンまぁーいっ!!」 みゆき「うふふ、ありがとうございます」 キョン「そういえば、この前・・・」 みゆき「へぇ、そうだったんですか」 キョン「困りますよね、大きすぎるのは」 みゆき「そうですね・・困りますよね、臭すぎるのも」 楽しい時間というのは速く過ぎていくもので、そろそろおいとましないといけないな キョン「それじゃ、そろそろ帰ります」 みゆき「・・・」 キョン「どうしました??」 みゆき「・・・」 キョンさんとの会話はどんな話でも楽しいんです 話してるときのキョンさんの顔や仕草 そのすべてが、好きなんです 私、キョンさんのことが・・・ 治療が終わってしまうと、もうキョンさんとこうやって 私の部屋で紅茶を飲みながら、お話できなくなってしまいます それを考えると、とても・・・とても寂しくなるんです だから、せっかく来てくださったキョンさんを 笑顔でお見送りしないといけないのに こんな失礼な態度を取ってしまうんです・・・ ゆかり「またいらしてね☆キョン君」 キョン「はい、おじゃましました」 みゆき「・・・」 ゆかり「ほらみゆき、キョン君帰っちゃうわよ」 みゆき「・・・」 ゆかり「ごめんなさいね、最近いつもこうなの」 キョン「あと少しで治療も終わりますし、きっと元気になりますよ、ね?みゆきさん?」 みゆき「・・・」 違う、違うんです 終わっちゃうから、元気が無いんです キョンさんとお出掛けできなくなるから・・・ 私の部屋でキョンさんといろいろなお話ができなくなるから・・・ それにキョンさんに、抱きしめてもらえなくなるから・・・ だから、元気が無いんです キョン「・・・では、また次の診察のときに・・・」 ゆかり「はぁーい、またねキョン君☆」 ゆかり「早くしないと、キョン君逃げてしまうわよ」 みゆき「・・・」 ゆかり「お母さん、取っちゃおうかしら☆」 みゆき「・・・」 ゆかり「・・・みゆきはなぁんでも知ってるのに、こういうのは苦手みたいね」 みゆき「もう、ほっといてください」 ゆかり「ほっとけないわ、早くキョン君に言っちゃいなさい」 みゆき「・・・」 ゆかり「キョン君は鈍感さんだから、きっと言われないと、みゆきの気持ちに気付かないわよ」